
ビルトインコンロ
の選び方

ビルトインコンロを選ぶ際は、まず現在お使いのコンロの状況とガス種をご確認ください。
現在お使いのコンロの確認
コンロにはビルトイン・据え置きタイプ等いくつか種類があります。現在お使いのタイプを確認し、商品をお選びください。
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ビルトインコンロ
システムキッチンの天板に埋め込むタイプのコンロです。ビルトインコンロ→ビルトインコンロへの交換の場合、基本どのメーカーのどの機種でも取り換えが可能です。
※コンロの下にビルトインオーブンが設置されている場合は下の「ビルトインオーブンの確認」欄を参照ください。 -
据え置きタイプ(ガステーブル)
コンロ台の上に据え置き型のコンロを設置するタイプになります。据え置き→ビルトインコンロに交換する場合はコンロ台の取り換えから必要になるため、お見積先行の工事となります。
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キャビネット型コンロ
コンロ本体とコンロ台が一体になっており交換の際はコンロ台ごと交換が必要になります。
ビルトインオーブンの確認
コンロ下にビルトインオーブンがある場合にご確認ください。(魚焼きグリルではなく、コンロ本体の下に取付られている方です)現在ビルトインオーブンがある場合、3通りの工事方法からお選びください。
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①既存のビルトインオーブンも交換する
新しく取り付けるビルトインコンロとビルトインオーブンは同じメーカーでお選びください。お見積先行となります。②既存のビルトインオーブンを残す
新しく取り付けるビルトインコンロは既存のビルトインオーブンと同じメーカーでお選びください。③ビルトインオーブンを撤去し収納に変える
IHクッキングヒーターはメーカー問わずに取付できます。お見積先行となります。
ガス種を確認する
ガス種は大きく分けて都市ガス(12A・13A)とプロパンガス(LPG)の2つに分かれます。
確認方法
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本体電池ケースにガスの種類の記載がございます。
12A・13Aと記載があれば都市ガスLPガスと記載があればプロパンガスになります。
商品を選ぶ
ガス種の確認ができたら、商品をお選びください。商品を選ぶ際のポイントは、天板のサイズ・天板の種類・機能です。素材ごとの特徴や機能をご紹介します。
天板のサイズを決める
天板のサイズを決めます。コンロ本体のサイズは共通して60cmですが天板のサイズは60cmと75cmの2種類ございます。まずは、現在お使いの天板のサイズをご確認ください。(商品によっては60cmのみ、75cmのみの展開の場合もあります。)
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幅60cm
75cmタイプと比べて価格は安価になります。
【60cm→60cmに交換】問題なく交換できます。
【60cm→75cmに交換】サイズが15cm大きくなるため調理スペースが狭くなったり、壁に干渉するため取付できない場合があります。また、レンジフードの幅が60cmの場合は消防法の規定により、60cmを超える天板を取付できません。 -
幅75cm
60cmタイプと比べて価格は数千円高くなります。
【75cm→75cmに交換】問題なく交換できます。
【75cm→60cmに交換】問題なく交換できますが、サイズが小さくなるため、元々設置していた箇所の境目に、汚れや変色が見えてしまう場合がございます。
天板の材質を選ぶ
お選びいただく天板(トップ)によって、性能や特徴が変わります。また価格帯なども変わってくるので、重視する箇所を絞ると選びやすくなります。
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ホーロー
鋼板にガラスの釉薬が焼きつけてある素材になります。
【メリット】
・鋼板のため丈夫
・他の素材に比べ安価なものが多い【デメリット】
・色の展開が少ない
・経年とともに表面のコーティングが剥がれ、サビが発生しやすくなる -
ガラスコート
ホーローの上にガラス質のコーティングが施された素材です。
【メリット】
・表面は光沢があり美しい見た目
・ホーローの丈夫さも兼ね備えている
・ガラストップより安価になる【デメリット】
・キズがつくとコーティングが剥げ、サビが発生しやすくなる -
ガラストップ
ガラス製の天板です。カラーも豊富で最も人気の素材です。
【メリット】
・透明感と光沢感があり、より美しい見た目
・耐久、耐熱性に優れている
・清掃性が高い
・カラーバリエーションが豊富【デメリット】
・ホーロー、ガラスコートに比べて高価
・重たいものを落としてしまうと割れる可能がある -
アルミ/ステンレス
【メリット】
アルミ:熱の分散が早く、汚れの焼き付けが起きにくい。
ステンレス:厨房用のような重厚感。サビに強くゴシゴシと掃除ができるのが魅力【デメリット】
アルミ/ステンレス:採用されている種類が少なく、高価になる -
機能で選ぶ
ビルトインコンロはメーカーやグレードによって、さまざまな機能が搭載されています。必要な機能を選ぶことで、商品を絞ることもできます。
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あんしん機能
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Siセンサー
2008年よりコンロ全口に搭載が義務化されました。鍋底の温度を感知し、安全機能が働きます。油の過熱を防ぐ「調理油過熱防止装置」吹きこぼれなどで火が消えてもガスが自動で止まる「立ち消え安全装置」火を消し忘れてしまっても、一定時間経過すると自動的に消火する「コンロ消し忘れ消火機能」などの安全機能を搭載したセンサーです。
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感震機能
震度4以上の揺れを感知すると、コンロが自動的にガスを遮断し火が消える機能です。震度5以上になるとガスメーターがガスを遮断しますが、より早く安全機能が作動します。※お選びいただく商品によって搭載されていないものもあります。
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高火力バーナー
Siセンサーが搭載されていても、高い火力で調理ができます。従来のコンロでは、左右どちらかのバーナーで高火力調理ができましたが、現在では左右どちらのバーナーでも高火力調理ができるものが多くなりました。高温の炒めものから、とろ火の煮込み料理までさまざまな調理に対応します。
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調理サポート機能
お料理の際、材料を用意してメニューを選ぶと、メニューに合わせて温度や煮込み時間を調節してくれます。音声ガイダンスで調理手順を教えてくれるものもあるのでお料理が苦手な方でも失敗がありません。温度を設定して使うこともできるので、ホットプレート感覚で調理できます。※お選びいただく商品によって搭載されていないものもあります。
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水なし両面焼き
現在のグリルは水なし両面焼きが主流となっています。途中で具材を裏返す必要がなく、素早く焼き上げることができます。また水を入れる必要がないので、有水タイプに比べて清掃性も向上しています。
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ワイドグリル
グリルの幅が従来品より広く、大きな食材も入り、一度にたくさん焼けるので調理時間が短縮できます。
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オートグリル
魚やトースト、温めなおしなどメニューが選べ、焼き加減を設定するだけで火加減・焼き加減を調整することなく焼き上げます。
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グリル調理器
各メーカーごとにグリル専用の調理器が出ています。使い勝手のよいプレート型や、深さがあって煮る・炊く・蒸し料理などができる鍋型のものなどがございます。グリル調理器を使うことでレシピの数が格段に増え、グリル庫内の清掃性もアップします。
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アプリ連動機能
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レンジフード連動
コンロを点火するとレンジフードが自動で電源ONにコンロを消火するとレンジフードが自動でOFFになる機能です。レンジフード連動機能付きコンロをお選びの場合、レンジフード側も「コンロ連動」機能が搭載されているかどうかをご確認ください。さらに電波の種類もメーカーによって異なるため、コンロもレンジフードも同じメーカーをお選びください。
グリル機能
コンロとスマートフォンのアプリを連動しアプリ内のレシピに従い下ごしらえをします。具材をコンロにセットしてコンロにレシピを送信。点火スイッチを押すだけであとは自動で調理を行ってくれます。調理が完了するとアプリに通知が届きます。下ごしらえさえしてしまえば、手間なく美味しい料理ができあがります。他の調理と並行して、手際よく調理ができます。